【仏教の考え方と霊氣療法】その6~仏教の最も大切な教え~
【仏教の考え方と霊氣療法】⑥
~仏教の最も大切な教え~
本日は、仏教の出発点。
仏教の大切な考えをお伝えします。
仏教とは、言わずと知れたお釈迦様が悟りを開いて、教えを広めた宗教です。
お釈迦様の出生や、生い立ちはとっても興味深いので、また取り上げさせていただきますが、本日は仏教の大切な考え方。三法印についてのお話です。
〈1〉諸行無常
日本では平家物語の冒頭にも出てくるので、ご存知の方が多いと思います。
どんなものも変化し、いずれ無くなってしまう。不変のものはないという考え方です。
〈2〉諸法無我
全ては因縁(直接的・間接的な関係)から生まれる。
自分というものが独立して存在することはない。
『私が・私の物が』というのは執着であって、意味がないことだという考え方です。
〈3〉涅槃寂静
すべての苦しみは煩悩や・執着によって起こる。解脱(煩悩を捨て執着のない悟りを開いた状態)の先にある静寂の世界。
とはいえ、凡人には無理なお話ですね。
この三つに、
〈4〉一切皆苦
人生は全て苦である。
生老病死が四苦。
生きること、老いること、病気になること、死ぬこと。の四つ。
それに、
別れ・怨み憎しみ・求めても手に入らないこと・思い通りにならない肉体。
この四つを加えて八苦です。
お釈迦様はこの考え方を発見し、弟子たちに説いたのです。
言葉は難しいですが、私達が人生において悩むのは、このうちのどれかではないでしょうか?
仏教を信じるか信じないかは別として、人生で悩んだ時にこのことを知っておくと、俯瞰で客観的に自分や自分の悩みを見ることができます。
例えば、ダイエットしてスタイル良くなりたい!
しかし、その身体はあなただけのオリジナルなのです。
体重の増減はできても、誰かのようなスタイルにはなれません。
若い頃は、私も体型コンプレックで、摂食障害で通院した経験があります。
このような煩悩や執着は消えることはありません。
それを親鸞聖人は“悪”と表現されています。
すなわち、人間はみんな悪なんです。
社会的な悪という意味ではありません。
私もあなたも、煩悩や執着を捨てられない悪人なのです。
それでも、阿弥陀如来は、善人悪人の区別なく救ってくださるのです。
そこに必要なのは、謙虚さです。
救ってくれるなら、好き勝手悪いこともやろう、というのは浅はかですよね。遅かれ早かれ自滅します。
霊氣療法では、クヨクヨやイライラは邪気になり、身体に滞りを作り、氣の流れが悪くなると考えます。
感情と身体の凝りをほぐすことで、心身共に巡りが良くなり、体調が回復します。
そこには、宇宙の量り知れない力が働くのです。
私達は、凡人ですから、大きなお力に頼らなければ生きていけないのです。
本日も、お読みくださってありがとうございました。
皆さんの人生がしなやかで、豊かでありますように。
心よりお祈り申し上げます。
(全く宗教とは関係ありません。
私の仏教に対する考え方を
お伝えしています。)